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家庭学習で集中をするためのポイント
家庭学習ではなかなか集中できない方も多いのではないでしょうか。今回は家庭学習で集中をするためのポイントを「学習環境」、「集中法」、「リフレッシュ法」の3つに分けてお届けします。
家庭学習での必要な学習環境
家庭学習を進める上で必要な学習環境について考える際には普段、つまり学校が休校になる前の学習環境について考えてみると自ずと答えは見えてきます。皆さんが普段学習していた場所は学校、自習室、図書館など、それぞれだと思います。普段からお家でやっていたよ、という方もいるかもしれませんが、ひとまず学校、自習室、図書館の3つに共通する特徴は何か考えてみましょう。
思いつきましたか? 学校、自習室、図書館に共通する特徴。それは、「静粛」です。
もちろん本のページをめくる音や人の移動する音は聞こえますが、いずれの場所も大音量でテレビが流れていたり、大きな話し声が継続的に聞こえたりしているわけではありません。家庭学習をするうえで、この「静粛」は非常に大切です。テレビを見ながら、スマホで動画を流しながら、人とおしゃべりしながらの学習はうまくいきません。学習をするというときにはテレビやスマホは消して、あるいはスリープモードにして、同居する家族の方々にも静粛を保ってもらえるようにご協力を仰いでください。もちろんある程度の生活騒音は仕方ありませんが、なるべく「静粛」を保つようにしましょう。 「静粛」以外にも、普段の学習環境に共通する特徴は実を言うとあと2つあります。 何でしょうか。考えてみてください。 よろしいでしょうか。 1つは「机の上が整理されている」こと。
学校も、自習室も、図書館も、いずれも机の上には基本的に何もないですよね?では皆さんのお家の学習机はどうなっていますか?整理されていれば、何も問題ありません。机の上にプリント類が積まれていたり、学習とは関係のないものが置かれていたりする場合はまずはその整理から始め、なるべく何も置かれていない机にしましょう。 そしてもう1つは「他の人の目がある」こと。
学校も自習室も図書館も、学習するスペースには他にも人がいます。皆さんはそこで学習するときに知らず知らずのうちに「他の人の目」を意識していませんか?例えば大声で話す人がいないのも、「そこが大声で話してはいけない場所だから」という理由に加えて、「大声で話していたら他の人に迷惑だから」という理由もあるでしょう。同じように「他の人の目」があるから余計なことをせずに学習に集中できるということもあると思います。家庭での学習の際にも同居する家族の方々に部屋にいてもらうことによって、あるいは皆さんがリビングの机で勉強することによって「他の人の目」を作ることができればより集中して勉強できるでしょう。もちろん、これは家族の方の了承が得られればですが。 ここまでお話しした内容は理解できましたか。 もうお分かりかと思いますが、家庭学習での必要な学習環境は普段の学習環境です。大切なことは家庭学習の環境を普段の学習環境に近づけること。つまり「静粛」を保ち、「机の上を整理」し、可能であれば「他の人の目」をつくること。この3つを意識して家庭学習での学習環境を整えてみることも大切です。
家庭学習で集中するための秘訣
家庭学習の環境を整えて、さあいざ開始!!!
…といってもなかなかうまくいかないことも多いですよね。「全然ページが進まない…」だとか「居眠りをしてしまった…」だとか「すぐスマホを開いてしまっている…」だとか。とにかく「集中できない」というのが、学習環境を整えても皆さんが抱えてしまう悩みだと思います。では家庭学習で集中するための秘訣はどんなものがあるでしょうか?ここではその秘訣をお届けしたいと思います。 集中するための秘訣は2つあります。 1つ目は「時間を分けて学習する」ことになります。